呟き

ヘビーとKUSHIDAとジュニアと

東スポより。

大谷晋二郎がジュニアに再転向し、高岩とタッグ王座を戴冠。
近くにあるジュニア王座を狙う姿勢。
40オーバーなのもあり、体重の負担を考えての事かもしれない。

これを踏まえてってのもなんだけど
なんとなーく最近、KUSHIDAの考えが今ひとつ解らなくなってきている。
ジュニアを盛り上げたい。その気持ちは非常に解るし長年の課題だろう。
1強時代を築き上げていきたかったのは個人の理想。
対ヘビーで考えてのものだったらマッチメイクとアングルに問題があるんじゃないかと。

ドラゲーは派閥抗争を団体のメインにしているので、ジュニアがという感じはない。
ただ、体重を活かした動きが出来ているのでジュニアという名前が要らないだけか。

他のジュニアも数でいったら足りない。
新日本だって外国人選手の招聘あってこそ盛り上がっている。
比率でいっても、どうしたってヘビーの方がより注目されている現実。
体質と伝統もあるんだろう。一緒に合わせても違う意識で見てしまう。
だから試合順もヘビーの注目カードより深い時間にしにくい。

これまでヘビーに転向した選手は多い。
その方が「最前線」で活躍できるという考えもあるだろうし
体重が乗る事でスタミナやパワーに影響する部分も大きいからだろう。

だが、ジュニアが劣っているかといえばそれは無い。
現にAJスタイルズは規定とされてきた100いってなくて戴冠してるし
プリンス・デヴィット(現:フィン・バロール)もG1で活躍した。
ケニー・オメガだってヘビーの選手介入でKUSHIDAの理想を壊したのがあったにせよ
キャプテン・ニュージャパンに負けるとは考えられない。

じゃあKUSHIDAの理想とするジュニアの隆盛って何か。
棚橋や中邑のように時代を創る選手がジュニアで台頭する事が答えなのか?
もしKUSHIDAが長期政権を成し遂げたとして、それが結果につながるんだろうか。
ファンの目線をヘビー以上にもっていくのは現段階では想像し難い。
勿論、ジュニアを好きでずっと見ている人もいるから一様には言えない。
築いていくって、残してきた結果と時間が必要。
それを貫いてきたのが身近にいる獣神サンダー・ライガー。
彼はWWEに賞賛されるほどの伝説となったジュニアの至宝。
それを超えるってんだったら、オメガのやり方にはどうしても勝たなければいけなかった。
ジュニアでもヘビーに負けないって所を証明する必要があった。
だが、これで可能性が無くなったわけではない。
次を掴んだら、またやり直して証明すればいい。
簡単な事じゃない。でも、それがKUSHIDAの課題だと自分は感じている。